冬眠しないクマ=「穴持たず」
一方、一部の専門家やハンターの間からは、「穴持たず」と呼ばれる冬眠しないクマの存在を指摘する声もありますが、佐藤教授はこれに懐疑的な見解を示します。

酪農学園大学・佐藤喜和 教授
「『穴持たず』のクマって本当にいるかというのも怪しい話だと思う。例年12月に入って行動しているクマもいるので、いまクマの情報があるからといってそれを冬眠しないクマかというと、そうではない」

餌が雪に埋まり、食べられなくなれば、クマは山に戻って冬眠すると説明します。
その一方で、クマに対し「市街地に下りても餌は食べられない」ことを学習させる必要があると指摘します。

酪農学園大学・佐藤喜和 教授
「クマが来たらピリッときて入りたくないと思うような電気柵を設置したり、草刈りをして見晴らしのいい環境を作ったり、皆さんがそれぞれできることはやらなくてはいけない」

家庭ごみの出し方も「冬だから」と油断せず、においを出さないよう対策を徹底することが大切です。










