今年のクマは冬眠しないのか

冬に入っても、出没が相次ぐ道内。今年のクマは、冬眠しないのでしょうか。

酪農学園大学の佐藤喜和教授は、道内に生息するクマは、例年12月中旬から翌年の3月中旬にかけて冬眠していると前置きした上で…

酪農学園大学・佐藤喜和 教授
「市街地に出てきたときに、クルミがいつまでも利用可能な形だったり、食べられる餌があるなら、そこで食べて、冬眠しない。見た目上、クマがいつまでも行動しているように見えている」

佐藤教授によりますと、今年の道内は、クマの主食のドングリや山ブドウが不作で、一部のクマは、冬眠前に必要なエネルギーを蓄えるために必死に餌を探し回っている最中と説明します。

日当たりの良い公園に多いクルミを目当てに、市街地に下りる個体も増えています。