産んで間もない赤ちゃんを殺害し、北海道北斗市内に遺棄した罪に問われた26歳の女の裁判員裁判で、函館地裁は懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

住所不定無職の大内流星被告は、2024年4月から5月にかけて、産んで間もない赤ちゃんを暴行して殺害し、北斗市の実家の庭に埋めたとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。

裁判では、殺人罪が適用されるかが争点で、検察は懲役7年を求刑。

弁護側は「死産だと誤信し殺意はなかった」として、執行猶予付きの懲役3年が相当と主張していました。

6日の判決で函館地裁は「被害者の頭部に強い暴行を複数加えたもので悪質であり、尊い命を奪った結果は重大」と殺人罪を認定した一方、「大内被告の社会復帰後に家族が監督することを誓うなど更生への一助が期待できる」として、懲役6年を言い渡しました。







