今月23日、「大雪山に登る」と同居する親族に伝えたまま連絡が取れなくなっていた神奈川県の男子大学生が30日、上川町の大雪山系桂月岳(標高1938m)で発見され、その後、死亡が確認されました。


警察によりますと、神奈川県逗子市に住む大学生、佐藤朝忠さん21歳は、23日未明に「あす大雪山に1人で登る」と同居する親族に伝えた後、24日午後9時ごろから連絡が取れなくなり、27日親族が警察に届け出ました。

警察はすぐに捜索を始めましたが、風雪が強い悪天候のため捜索を中断し、天候が回復した30日朝から山岳遭難救助隊とヘリコプターで捜索を再開しました。

そして30日正午ごろ、桂月岳上空のヘリが衣服のようなものの一部を発見し、地上から捜索していた山岳遭難救助隊が雪に埋まった佐藤さんを収容しましたが、佐藤さんは死亡が確認されました。

遭難した状況を調べている旭川東警察署

佐藤さんは、登山経験はあったということで、警察は遭難した状況を調べています。