北海道白老町の養鶏場のニワトリから高病原性鳥インフルエンザ確認され、北海道は22日、防疫措置を始めました。

北海道によりますと、21日、北海道白老町の養鶏場から「普段より多くのニワトリが死んだ」と通報があり、簡易検査を行ったところ、A型インフルエンザの陽性を確認しました。

それを受けて石狩家畜保健衛生所で実施した遺伝子検査でも陽性と判定されたことから、北海道は、養鶏場周辺での防疫措置を開始しました。

防疫措置では、死んだニワトリが見つかった養鶏場の約46万羽のニワトリを殺処分するほか、半径10キロ以内の4つの農場のニワトリの移動や搬出を禁止します。
また、野鳥についても監視を強化するということです。

養鶏場での高病原性鳥インフルエンザの発生は全国で今季初です。

北海道は22日朝、対策本部会議を開催し、防疫措置の実施状況について話し合いました。
その中で、移動搬出制限区域を含むニワトリの飼育数は、北海道内の全飼育数の約8パーセントで、卵の価格にすぐ影響するものではないとみているなどの報告がされました。