7月、北海道庁のホームページの問い合わせフォームへ、鈴木直道知事を脅迫する内容の書き込みをしたとして、栃木県に住む37歳の地方公務員の男性が書類送検されました。
脅迫の疑いで札幌区検に書類を送られたのは、栃木県那須塩原市に住む37歳の地方公務員の男性です。
男性は、7月19日午後9時ごろ、自宅でスマートフォンを使い、北海道庁のホームページの問い合わせフォームへ、「これ以上日本を売って破壊すんなら、ぶち殺すぞ売国奴知事」などと入力して送信し、鈴木直道知事を脅迫した疑いが持たれています。
受信した翌日、北海道の職員から「知事に宛てに脅迫メールがきました」と警察に被害の申告があり、事件が発覚しました。
その後、警察は、ホームページのアクセス記録などから男性を割り出し、容疑が固まったとして22日、書類送検しました。
調べに対し、男性は「北海道知事に脅迫文を送ったことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は、道政に関して不満があったことが動機とみて事件の経緯を調べています。
一方、鈴木直道知事は、書類送検を受け「暴力や脅迫により、何かを変えようとする行為は決して許されることではなく、こうした行為がなくなることを切に願います」などとしたコメントを発表しました。