津波が押し寄せる様子をシミュレーションすると…

(飛田センター長)
これは南海トラフ地震の津波の様子をシミュレーションしたものですが、最悪の想定ということで、堤防は、揺れでかなり被害を受けるという前提ですので、低いところにはまず水が入ってくる。

その上で川をさかのぼることなり、徐々に津波が到達して、今1時間を過ぎ、少し過ぎたところですね。

地震から1時間を過ぎた時点

(飛田センター長)
地震発生後の時刻が数字で表されていますが、1時間から1時間半ぐらいで、どんどん水が入ってきました。

(永岡アナウンサー)この辺り、名古屋港の辺りにじわっと出てきたのがこれが津波が到達した。大体地震発生から2時間後にこの港区の辺りには津波が届くという予想が出ているということですね。

約2時間後

(飛田センター長)
はい。実際はもう少し早いこともあると思いますが、こうやってどんどん広がっていくということになります。

(永岡アナウンサー)
名古屋市港区は、3時間も経ちますと大きな影響が出ますね。

(飛田センター長)
そうですね。ご存知のように、港区の付近はは平らな地盤になりますので、避難、津波の避難ということになると高いところがあまりないですから、避難する先まで、相当遠いということもありまして、こういったことは非常に影響が大きいですね。

約3時間後

(永岡アナウンサー)
家が倒れている、道がガタついている、ゆっくり逃げようと思っている時間はないですね。

(飛田センター長)
そうですね。やっぱり時間は大切。「揺れたらすぐ避難」ということが大切になりますが、遠いところではなく高いところ。この辺は高い地形がないので、津波避難ビルといったような避難するところが、かなりたくさん準備されています。

このように、この減災館では地震を身近に感じることができ、さらにその防災意識を強く持つことができます。

先生改めて、今皆さんがどういったことを考えるのが大事でしょうか?