75歳以上が対象! 免許更新時の「認知機能検査」とは

高齢者が起こす事故が増える中、2009年からは免許更新の際、75歳以上のドライバーに認知機能検査が導入されました。技能テストも行われるようになり、高齢ドライバーをいわば「ふるいにかける」ようになっています。

この日、免許更新に来た高齢者は6人。まずは、認知機能検査からです。16枚のイラストを暗記し、一度別の問題で注意を逸らした後、何のイラストがあったかを回答します。このほか、日付や時間を聞くなど認知症の有無を簡易的に検査。実際に運転技能もチェックされます。

(受講した女性 81歳)
「自分の見ている感覚と、車の距離。何センチ後ろにあるのかは、普段からわからないまま乗っているので。あらためて気をつけるように」

運転のミスなどありましたが、全員無事に免許更新ができるようです。

(受講した女性 81歳)
「これから先、いつまで頑張れるかわからない。今から早速免許をもらいに行ってきます」

高齢者の免許更新を担当する担当者も、身体の衰えや視力、聴力の低下は自覚してもらいつつ、遠出を避けたり、夜間を避けたりして車を活用してほしいと考えています。