警察とスーパーマーケットが協力 “暗い時間帯の運転を減らす”取り組み

高齢者の運転による事故を少しでも減らしたい警察。そこで、スーパーマーケットと連携して、ある試みを行いました。毎週木曜日の卵のタイムセールを、午後2時から3時までと、今までより3時間も早めてもらったのです。

今の時期、午後5時から7時は特に交通事故が多く、過去5年で見ても死者数は昼間に比べて約3倍になっていて、警察はこの時間帯を「魔の時間」と呼んでいます。セールの時間帯を早めてもらうことで、「魔の時間」に買い物客が集まらないようにし、事故に巻き込まれる人を減らすことが狙いです。

(買い物客)
「明るいうちに来て、主婦だから少しでも安くなればうれしい」

今や、免許保有者の4人に1人が高齢ドライバー。車を運転することが暮らしに不可欠だったり、生きがいになっている趣味とつながる人も多い中で、単に「高齢者に運転をやめてもらう」だけでは対策にはなりません。公共交通機関のさらなる充実など、免許を返納しても安心して生活できる社会づくりが求められています。

CBCテレビ「チャント!」10月25日放送より