いまも月に1回のペースで、大阪府内のクリニックに通っている女性。

(大石アンカーマン)
「本当に街を歩くのは…、大丈夫ですか?…大変そうですね」

(女性)
「腕も使うと同じ事が起きるので、杖とか車いすも難しくて…」

点滴やサプリメントの服用など、様々な治療法を試しています。

(女性)
「いろんな治療を今まで試して、点滴が一番効いているという実感があって。今すぐ効くわけじゃないんですけど、点滴したら少し頭がクリアになって」

しかし「慢性疲労症候群」にはまだ決定的な治療法はありません。
国の難病指定を受けていないため、医療費の支給も受けられません。

(女性)
「相当厳しいです。いま医療費だけで月7万円くらい使っていて、貯金がいつ 底を尽きるのかなっていう不安がずっと付きまとっていて。それも効くか分からないというのがあるので…。でも賭けるしかない、それにしかすがるものがない」

女性の主治医は。

(ナカトミファティーグ ケアクリニック 中富康仁 院長)
「経過からしか判断できないが、ワクチン接種後にアナフィラキシーショックを起こした」

(大石アンカーマン)
「これはワクチンと副反応の関連性はあるというふうに先生は見ている?」

(ナカトミファティーグ ケアクリニック 中富康仁 院長)
「それ以外の要因がなかなか難しい状況。経過を丹念に追っていく中で、何が悪化要因かというところで考えざるを得ない」