「暇だしやってみるか!」と気軽なノリから介護のイメージが激変

服部さんは、家に帰ると通信制高校のオンライン授業を受講。以前は将来が見えなくなった時期もありました。

(介拓奨学生・服部寛己さん)
「もともと中学生の時、学校に行けていない期間があって。その時の原因が『人間関係』で…それでちょっと引きずったっていうのもあって、あんまり学校に行きたくなくなった」

中学3年生で人間関係に悩んで不登校になり、その後、高校に入学も合わずに退学して、今の通信制高校へ。そんな時出会ったのが、「介拓プログラム」でした。

(介拓奨学生・服部寛己さん)
「夏休み期間に学校のホームページで、『介拓奨学生プログラム』っていう研修を見つけて、『暇だしやってみるか!』っていう気軽なノリでやってみたら、すごく介護のイメージが変わって、今に至っているという感じです」

3月にはこの制度を利用した1期生として、体験発表も行いました。

(介拓奨学生・服部寛己さん)
「利用者さんの成長・変化を間近に見ることができるので、大変なこと以上にやりがいを感じられる仕事だと思いました。もっとたくさんの経験を積んで、自分のやりたいことにつながる資格を取りたい」

苦手だった人との関わりにも自信を持てるようになり、介護の世界で本格的に働くことも視野に今は将来を模索しています。

(介拓奨学生・服部寛己さん)
「いまは2つの事業所で働いているが、違う事業所とかも見学したりとか。今後は介護の仕事をより深く知ることができたらなと」