甲状腺ホルモンが減少する病「橋本病」

<40代以上女性の約10人に1人が罹患!?>
橋本病は、「バセドウ病」とは反対に甲状腺ホルモンの分泌量が減少する病気。自己免疫反応によって甲状腺に炎症が起こり、甲状腺ホルモンの分泌が低下するのだとか。そのため、正常な甲状腺と比べると腫れて肥大することもあります。先生によると、40代以上の女性の約10人に1人は橋本病に罹患していると言われているそうです。

<「橋本病」の症状と治療法>
甲状腺ホルモンが不足すると、脳や心臓など様々な臓器の働きが低下します。脳の機能が低下すると疲労感に、筋肉が機能低下すると冷え症に。代謝が機能低下すると「それほど食べていないのに太ってしまう」といった変化も見られるのだとか。また、橋本病は「気が落ち込む」「やる気が出ない」などメンタルに影響が出ることもあります。橋本病の主な治療法は薬物療法。治療によりうつ症状が改善することもあるそうです。

<「橋本病」チェック>
下記の症状に3つ以上当てはまる場合は、早めに病院を受診しましょう。
□元気が出ない
□食べなくても太りやすい
□手足の末端が冷えやすい
□むくみやすい
□脱毛が気になる