「夢唯は気付いてもらえず、心肺停止に」

しかし、2024年7月25日の午前9時頃。

夢唯ちゃんは、喉からカニューレが抜け、ベッドの上で心肺停止状態になっていたのです。その後、心拍は再開しましたが、意識は戻りませんでした。

(夢唯ちゃんの姉)
「お姉ちゃんは、夢唯ちゃんが生まれてうれしかったよ」

2024年8月24日、夢唯ちゃんは亡くなりました。

カニューレが抜けて呼吸困難になるのに備え、夢唯ちゃんの足には、血液中の酸素量を測る装置がつけられていて、異常があれば、ナースステーションでアラームが鳴るようになっていました。

しかし…

(母親)
「セントラルモニタで中断操作がなされていて、再開操作されなかったことによって、夢唯は気付いてもらえず、心肺停止に至ったということが分かってきました」

アラームに気づかなかったのではなく、そもそも鳴らないようにしてあったのです。