例年にない動き JAにも危機感の現れ?

そして鍋八農産がこれまで収穫量の1割ほどを納めてきた、JAにも変化が…

(八木輝治社長)「愛知県は(概算金が)まだ出ていないが、去年を踏まえると、かなり頑張った値段を出してくるのでは」

「概算金」とは、JAがコメを納める農家に集荷の前に需要や生産コストを踏まえて事前に支払う代金で、コメの流通価格の大事な指標となります。

JA全農にいがたは60キロあたりのコシヒカリの「概算金」は去年は1万7000円で、ことしは2万6000円以上を目指す方針だということです。そのほか、各地、値上げの動きが出ています。

(八木輝治社長)「少しでも早く(コメを)集めたい、という気持ちが出ていますね」

JAは例年夏から秋にかけて「概算金」の目安を提示しています。なんとか米を確保しようという危機感の現れといえそうです。