地元農家から駆除の依頼も

(森武志さん)
「集落で活動していて、人がどんどん減っているのは聞きますし、若い人はいないというのは感じるので、獣害対策というのは大事だと思うから、狩猟を続けてきている」

この日サークルのメンバーは、地元の農家からシカの捕獲を依頼され、OBのアドバイスを受けながら罠を仕掛けます。

(サークルOB 新海佑太さん)
「今の時期 シカだよ葉物野菜…ブロッコリーだったり、つい最近だとチンゲンサイをやられた人がいた」

9年前にサークルを設立したOBの新海佑太さん。大学卒業後、獣害対策を請け負うプロとして活動しています。

三重県では2023年度のシカやイノシシなどによる農作物や林業への被害額は約3億6000万円。一方で猟師の減少や高齢化が深刻な課題となるなか、トラッパーズにも地元の農家から駆除の依頼が入るように。

「昔は猟師が5~6人いたが、亡くなったり…地元に若い人が来ていただいていろいろ頑張ってくれているのは本当にありがたいこと」

いまや彼らは、地域にとって獣害対策の大切な担い手ともなっています。そして、翌日。