コロナ禍で大葉の需要が先細り「このままでは将来がない…」 

(佐藤さん)
「始めたきっかけにはコロナがあった。(大葉は)お刺身のつまのイメージがどうしても強いと思うが、コロナ禍で飲食店の営業が止まったり、時短営業になって需要がすごく小さくなってしまったので、家庭で使ってもらえるようにならないと、大葉という作物の将来がないと思って」

そんな佐藤さんの本業は。

(佐藤さん)
「JAの職員で、営農指導員をしています」

豊川市にあるJAひまわりで、主に大葉の担当をしている佐藤さん。栽培から販売まで、農家の困り事の相談にのっています。

(佐藤さん)
「大葉の消費の仕方をもっと考えていかないとダメ。だけどどうやって発信していいかわからないということがあったので、『だったら僕が毎日食べ続けます』と」

(大葉農家 荒井英之さん)
「最初はそんなことできるかなと思ったが、(消費者の)反応などを生産者が聞けることってあまりなくて、見てくれている人が『大葉が好き』だとか『買いました』という反応を聞けて、僕たちも本当に励みになっている」