ドライバーにサイレンの音が聞こえない

名古屋市名東区に鳴り響くサイレンとクラクション。偶然近くにいた警察官が交通整理に駆けつけます。
交差点に近付いた救急車が、なかなか通ることができず、一般車両がクラクションを鳴らしていたようです。
車の間を縫って、ようやく通過することができました。

こちらも名古屋市内を走る車のドライブレコーダーの映像。
交差点に進入するまで救急車に気付かず急ブレーキ。
(ドライバー)「聞こえないものですね」
ドライバーにはサイレンの音が聞こえていませんでした。

最近の車は防音性能に優れていることも一因のようですが、消防によりますと、救急車のサイレンは、音が前後に伝わるように設計されているため横の方向には聞こえにくい場合があるといいます。
何とか注意を引きたいと、豊田市の消防では赤信号の交差点ではサイレンの音を変えるほか、拡声器でも呼びかけます。

(救急隊員)
「救急車、赤信号進入します。安全確認のため一時停止します」
(豊田市消防本部 安藤厚 救急隊長)
「ハザードをたいてもらって、ゆっくり道の路肩で止まっていただいて、状況を確認した後で少しずつ移動してもらうのが一番いいかなと思います」