「相手の話に共感を示し、満足いかなかった点をどう聞き出すか」

(AI)
「おい。昨日注文したケーキが、俺の希望通りになってなかった!どうしてこんな酷いものを作ったんだ?」

(若狭敬一アナ)
「我々としては、こちらが完璧だと思うんですけれども」

若狭アナは、丁寧に毅然とした態度で対応。しかし、AIはクレームを続けます。

(AI)
「客が不満を言っているんだから、ちゃんと対応しろよ!これじゃ、SNSで拡散するしかないな」

(若狭敬一アナ)
「申し訳ありません。録音させていただきます。他のお客様にも迷惑になりますので、大きな声でしゃべるのは慎んでいただきたいと思います」

若狭アナは、さらに続くクレームに対応。トレーニングが終わると、問題解決力、対話力など、さまざまな評価項目で成績が発表されます。今回は5点満点中で、ほとんどが1点でした。

(インタラクティブソリューションズ・関根潔社長)
「相手の話に対しての共感を示して、満足いかなかった点を、どう聞き出すかなど。何度か練習すると高得点になっていきます」

遂には、国も法律で取り締まる方針を打ち出すことになったカスハラ。他者への気遣いや配慮で、昔から世界の賞賛を受けてきた日本人の気質が、変わりつつあるのかも知れません。

CBCテレビ「チャント!」7月8日放送より