誰にでもわかりやすい“ユニバーサルデザイン”に
(柳沢アナ)
今回、デザインも大きく変わっているんですが、若狭さんどうですか。
(若狭キャスター)
やっぱり一番思うのは数字じゃないですか。漢数字ではなく、アラビア数字が目立つなという実感がありますね。

(柳沢アナ)
そうなんです。数字も大きくなっていまして、誰にとってもわかりやすいユニバーサルデザインの考え方で作られたということです。外国の人が使うことも想定しているそうです。そして注目が「ホログラム」、これもすごく進化しているんです。

見る角度を変えると、ちょっと回転するようになって見えるんです。渋沢栄一さんがなんかずっとこっちを見ているような、そういう感じです。千円、五千円、一万円と全てにホログラムが使われているということなんですね。

さらにもう一つ大きな特徴がありまして、まず新一万円札を見てみますと、左右に斜線がついています。これは、識別マークと言って、指で触ってわかるように表面にでこぼこと装飾が施されているというものなんですが、これは他のお札ではどこに入っているのかというと、千円札は左下と右上。五千円は上と下。これマークは
全て一緒なんですけど、位置が違うことで、これは一万円なんだ、千円なんだ、五千円なんだとわかっていただけるようになっています。


ちなみに旧タイプの、今発行されているものですが、このマークが券種ごとに違ったんです。一万円はお札の隅にカギ括弧、「L」のようなマーク、5千円は丸、「●」のようなマーク、千円が横棒「―」のような印なんです。新しいお札は、すべて同じマークで、お札ごとに位置が変わって、大きさも前より大きくなって、わかりやすくなっているということです。

