台風22号・23号は、立て続けに伊豆諸島付近を通過し大きな被害をもたらしました。14日現在、2つの台風は離れましたが、南の海上には、新たな熱帯低気圧(台風の卵)の発生が予想されています。

仮に台風まで発達したとしても、現段階では本州に影響する可能性は低いと見られます。ただ、ことしは南海上の海面水温が高いため、台風が日本近海で発生したり、発達したりするケースが多くなっています。
台風シーズン終盤とはいえ、ことしは影響が長引く可能性もあるため、今後の情報にはご注意ください。

この雲画像は、台風は「22号」です。”日本近海で発達”しました。

気象庁の情報によると、22号は本州の南海上にあった7日午前0時で中心気圧が985hPaでしたが、8日午前0時に940hPaまで下がり、24時間で45hPaも低下しました。これは、急速に発達したことを意味しています。

ところで、この詳細な「気圧」や「風速」。海の上にあるのに、どのように観測しているのか、ご存じしょうか?実は、観測していないのです。