岐阜県高山市にある北アルプスの奥穂高岳で外国人観光客3人が遭難し、1人が死亡しました。

11日午後7時過ぎ、穂高岳山荘の従業員から「フィリピン人女性から『7人で登山していたが3人が到着しない』と連絡を受けた」と警察に通報がありました。

山岳警備隊などが捜索にあたり、12日午前5時20分ごろに山荘から南に170メートルほど離れた場所でフィリピン国籍の男女3人を発見しました。

このうち女性1人は無事でしたが、53歳の男性が死亡。48歳の男性が低体温症の疑いで搬送されましたが、会話や歩行もできるということです。

警察によりますと、7人はフィリピンからの観光客で、遭難した男性2人はいずれも登山歴が20年以上だということです。