病院本館は揺れの被害なし…その秘密は「免震構造」
(大石邦彦アンカーマン)
「ここに免震構造の秘密があるわけですか…」

(名古屋大学 福和伸夫 名誉教授)
「その黒いものです。それが積層ゴムというものなんです。柱の下ごとにゴムを置いて、柔らかいので、地面だけが揺れて建物が揺れないようにできています」

ゴムと金属を重ね合わせた積層ゴム。
本館はこれが49個設置された免震構造で、地震の揺れを吸収していたのです。同じ場所に設置されている金属板には、震度6強の揺れの跡が。


(名古屋大学 福和伸夫 名誉教授)
「傷がついていますね。このひっかき傷が、地震の時にどのように揺れたかを示しているんです」

(大石アンカーマン)
「ここまでいってます。これだけ移動したということですか」
(名古屋大学 福和伸夫 名誉教授)
「そうですね。こっちには20センチくらい動いていますね」

本館の周囲には、建物が動いてもいいよう溝が掘られてありますが、そこにも揺れの痕跡が。
(大石アンカーマン)
「この建物はこっちに動いたんですか」
(恵寿総合病院 神野正博 理事長)
「動いたということになりますね」
