地震など、災害が発生した後に、どうやって医療を継続するか…
能登半島地震でほとんど無傷だった、ある病院の「教訓」とは?

【石川・七尾市 恵寿総合病院 1月2日】

1月2日の午前2時5分。元気に生まれた3130グラムの赤ちゃん。
陣痛が始まったのは、震度6強の揺れの2時間後。
度重なる余震と、津波警報が続く中での出産でした。

多くの建物が倒壊し、停電や断水も起きた中、ここ恵寿総合病院では。

【2月取材】
(恵寿総合病院 神野正博 理事長)
「ここは全然、棚の物一つ落ちなかった。ただゆらゆら揺れているだけ」

(恵寿総合病院 神野正博 理事長)
「手術室が4室ありますが、発災当初から手術は可能でしたし、いま七尾市はまだ断水中ですが、普通に手洗い用の水が出ています」

病院本館は「被害なし」。地下水や非常用電源で地震当日から手術も出来る態勢でした…その秘密は「地下」に。