医師はかなり「書き物」が多い
では、桑名市総合医療センターの改革の一つをうかがうと…
(桑名市総合医療センター 山田典一病院長)
「医師はかなり書き物が多い。下手すると3割~4割ぐらいが書類書きやデータベースに入力する仕事に時間を取られる。医師ではなくてもわかるような情報を医療事務が診断書に書いてくれるだけでも随分と助かるので、それを進めていこうと考えている」


また、病院職員の子ども52人を預かる院内保育園の取り組みも。
保育時間は午前7時半ごろから午後6時まで。
親の勤務状況によっては午後7時半ごろまで延長可能です。

病院の理事長で、三重県病院協会の理事長もつとめる竹田寛さんにうかがいました。
(桑名市総合医療センター兼三重県病院協会 竹田寛理事長)
Qなぜ働きやすい環境が「働き方改革」に結びつく?
「やはり職員がたくさん集まる。例えば医師の業務を手伝ってもらえる。それが少なかったら医師が全部やらなければならない。こういうところもきちんとやらないと本当の働き方改革はできない」
病院の働き方改革を推し進めるには、潤沢な病院スタッフの数が必要。
賃上げも含め、労働環境を整えることは患者の命を守ることにもつながっています。

