立て続けに伊豆諸島付近を通過した、台風22号・23号は大きな被害をもたらしました。

17日現在、2つの台風はすべて消滅していますが、南の海上には、新たな熱帯低気圧=“台風の卵”が発生し、24時間以内に台風まで発達する見込みです。

現段階では、本州に影響する可能性はありませんが、過去には11月30日に和歌山県に上陸したことも。これは極端な例ですが、10月末までは接近することも多々あります。

ことしはいつもの年に比べて、南海上の海面水温が高く、台風が日本近海で発生したり、発達したりするケースが多くなっています。もうしばらく台風が影響する可能性があるため、特に10月いっぱいは台風情報にご注意下さい。

また、伊豆諸島付近を通過した台風22号は、”日本近海で発達”しました。

気象庁の情報によると、22号は本州の南海上にあった7日午前0時で中心気圧が985hPaでしたが、8日午前0時には940hPaと、24時間で45hPaも低下しました。これは、急速に発達したことを意味しています。

ところで、この詳細な「気圧」や「風速」。海の上にあるのに、どのように観測しているのか、ご存じしょうか?実は、観測していないのです。