医師から「もうボールは投げることはできないかもしれない」と告げられましたが、下半身を中心にリハビリに取り組み、2年の秋にはレギュラーを獲得するまでに回復。一度は野球をやめようかとも思った綿田さんでしたが、仲間たちの支えで続けることができました。

倉吉東・元部員 松島凌太さん
「小学校から知っている存在だったので、ずっといっしょに野球ができたらなと思っていたので。」
倉吉東・元部員 金居大太郎さん
「野球をいっしょにやりたいと思っていたので、(ケガを)乗り越えてほしいなと思いました。」

2020年・夏の決勝でもタイムリーヒットを放つなどチームの優勝に貢献した綿田さん。

倉吉東・元部員 綿田啓志さん
「辛い日々もあったので、それが本当に報われて本当にうれしかったし、その反面、甲子園がないんだっていう、甲子園で試合がしたかったなという気持ちがありました。」

もうプレーすることはないと思っていた甲子園。

綿田さんは、試合を終わって
「その当時はこれで終わってしまうのかっていう思いだったんですけど、こうやってみんなでまた集まれて楽しく盛り上がって野球ができたので良かったです。一生の思い出になると思います。」と、話しました。