「本当に幸せだなって感じますね。やっぱり2020年に優勝したけど届かなかった甲子園っていう舞台にまた戻って来ることができて」
新型コロナウイルスの影響で、夏の高校野球・甲子園大会が戦後初めて中止となった2020年。あの夏を取り戻す日がやって来ました。
その年の夏、全国大会への道が閉ざされた中で開かれた鳥取県独自大会を制したのは、県内有数の進学校でもある倉吉東高校でした。
倉吉東・元主将 西垣篤志さん
「本当に悔しくて目標にしていた甲子園がなくなったという思いはどこかにずっと今でもあって、でもこういうプロジェクトを通して十分にあの夏を取り戻して、新しい一歩を踏み出せる機会になったと思っています。」
当時のキャプテン・西垣篤志さんは、3年越しで実現した「高校野球の聖地・甲子園球場」でのプレーをこう振り返りました。
11月29日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場。
全国から集まった42チームの元・高校球児がユニフォームをまとい入場行進。グラウンドの土を踏みしめました。
「あの夏を取り戻せ 全国元高校球児野球大会 2020‐2023」
新型コロナウイルスの影響で夏の甲子園大会が中止になった2020年・夏の代替大会で優勝した元・高校球児に甲子園の土を踏んでもらい交流試合をしてもらおうと、当時・高校3年生で現在・大学生などの有志らの呼びかけで実現しました。