被害者の父 江角弘道さん
「犯人に対して非常に大きな憎しみみたいなものがあって、どうしてこんなことしてくれたんだという感じがありました。だけど、亡くなってしまった者は生き返ってこないから、悔しかったですね。ほんと無念だったですね」

島根県出雲市に住む、江角弘道さんと、妻の由利子さん。

24年前の事故で、当時20歳だった娘の真理子さんを亡くしました。

被害者の父 江角弘道さん
「亡くなったということはほんと最近のような感じで、今でも思い出しますけど、25回忌をやりまして、悲しさは長い年月でいろいろ悲しさの質を変えて襲ってきて、娘が生きていたらという感じのことを思い出しますね」

江角さん夫妻は、真理子さんの死をきっかけに命の尊さを伝えたいと、事件や事故で命を奪われた被害者の写真や遺品を展示する「生命のメッセージ展」を開き、講演活動もこれまでに400回以上行ってきました。