鳥取県警 高速道路交通警察隊 加藤研一 隊長
「車が少しでも動くのであれば、近くの非常駐車帯に移動していただくことをお願いします。また、車が動かないときにはハザードランプを点灯して、停止表示器材を後続車両から見やすい位置に配置していただくと」

また、発煙筒を使って後続車両に車が止まっていることを知らせる、ガードレールの外などに退避するなど、身の安全を確保した上で警察に通報することが重要です。

このワイヤーロープ。国土交通省が設置を急いでいます。

国交省 倉吉河川国道事務所 道路管理課 岡本勝彦 課長
「当管内の山陰道につきましては、全長56キロあります。そのうちワイヤーロープが設置されるのは23キロとなっています。現在までに約20キロが完成していて、現在残りの約3キロを設置しているところです。」

青谷インターチェンジから米子西インターチェンジを管轄する倉吉河川国道事務所。5年前から始まったワイヤーロープの設置は、ついに9月末で完了する予定です。

しかし…

国交省 倉吉河川国道事務所 道路管理課 岡本勝彦 課長
「ワイヤーロープに接触する事故が増えておりますので、それに伴って補修することも作業の中で増えている状況です」

管内での破損箇所は昨年度は86か所。今年度もすでに54か所確認されていて、夜間に通行止め規制を行うなどして補修作業を進めています。

また、ワイヤーロープの接触事故が起きた場合は、通行止めになる場合がほとんど。

倉吉河川国道事務所では、ホームページやX(旧ツイッター)で山陰道の通行規制状況などを発信していて、お出かけ前にぜひ確認してほしいと呼びかけています。