鳥取県西部消防局は、1日、消防署職員らの親睦会の資金から約50万円を着服するなどしたとして、20代の男性消防士を懲戒免職処分にしました。

懲戒免職の処分を受けたのは、江府消防署の男性消防士(24)です。

西部消防局によりますと男性消防士は、今年4月から6月までの間、署の職員らで作る親睦会の資金を署内の金庫や銀行口座から複数回にわたって引き出し、あわせて49万700円を着服したということです。

男性消防士はこの親睦会の会計事務を担当していて、不正を隠すため出納簿を改ざんするなどしていましたが、親睦会が食品を購入していた業者から未払いがある旨の指摘があり、着服が発覚しました。

親睦会は警察に被害届を提出、現在、捜査が行われています。

着服した金は、借金の返済やパチンコ、競馬、競艇などのギャンブルに使っていたということです。

西部消防局は「今後、服務規律の徹底と再発防止に努め、信頼回復に取り組む」としています。