北海道で「オオズワイガニ」というカニが大量発生し、漁業に深刻な被害を与えていますが、あまりに獲れ過ぎて激安で販売したところ人気商品となっています。
今回、北海道から「オオズワイガニ」を取り寄せてみました。名前や見た目が似ている「松葉がに(ズワイガニ)」や「ベニズワイガニ」と比べて味はどうでしょうか? 鳥取のカニのプロと一緒にオオズワイガニを食べてみました。
土江諒 記者
「注文していたものが、北海道えりも町のえりも漁協から届きました」
北海道のえりも漁協直売所からBSS山陰放送に届いた1箱の発泡スチロール。

ふたを開けると…10杯のカニが並んでいます。これが「オオズワイガニ」です。
山陰沖など日本海にはほとんど生息しませんが、このオオズワイガニをめぐって今、困ったことが起きています。
北海道立総合研究機構栽培水産試験場 渡野邉雅道さん
「地元で刺し網という漁具でカレイとかを獲っているのですが、オオズワイガニがかかることで、カレイが獲れなくなってしまいます」
北海道の一部地域で今年に入ってから、オオズワイガニが大量発生。網にからまったり切ったりするため、まともに漁ができない状態だというのです。