鳥取県倉吉市で今年4月に2つの小学校を統合してできる学校名をめぐる問題で、13日、住民団体が「打吹(うつぶき)小学校」とするよう市長に申し入れました。

住民団体
「打吹至誠というような言葉が出てしまってみんながっかりしている。」

住民団体・「新校名の再考を求める住民直接請求の会」は、倉吉市の広田市長に新しい小学校の名前を「打吹」とするよう申し入れました。

倉吉市の成徳小・灘手小が統合する小学校の名前を巡っては、一旦条例で「至誠」に決まったものの、市民からの応募が150件あった「打吹」を抑えて、応募1件の「至誠」が選ばれたことなどを疑問視して、住民団体が4800に及ぶ署名を添えて条例廃止を直接請求した結果、学校名が白紙に戻りました。

仕切り直した統合準備委員会では、「至誠」と「打吹」を両方取り込んだ形で「打吹至誠小学校」とする案がまとまりました。

倉吉市 広田一恭 市長
「『打吹至誠』を決定するにあたっては、(統合準備)委員会の総意でもって決めましょうという話もあったと思う。前回の決定経緯は見直されて(今回は)決定されたように思っている」」

これについて、住民団体の代表は。

新校名の再考を求める住民直接請求の会 深田哲士 共同代表
「(今回の市長の)お話は大変遺憾に思う。(今後の対応は)これから考えるけど、いろいろ方法はあると思う。法的手段も含めて考える」


新しい小学校を「打吹至誠小」とする条例案は17日の臨時議会に提案される見込みです。