鳥取県鳥取市のタクシー業者「毎日タクシー」が8月12日に事業を停止し、8月26日に鳥取地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債は約6300万円とみられます。

帝国データバンクによりますと、毎日タクシーは1960年9月に設立されたタクシー業者で、JR鳥取駅前の立地を生かして安定した収入を確保していました。

しかし、2020年春からの新型コロナの影響による外出自粛などで利用者数が激減。コロナ融資制度などを利用して資金繰りを維持し、コロナ禍以降は徐々に業績が回復したものの、ドライバー不足による稼働率の低下に加え、人件費や燃料費の上昇をカバーできず採算性が低迷。有利子負債の負担もあって先行きの見通しが立たなくなったということです。

負債は約6300万円とみられます。