1月10日は「110番の日」です。ただ鳥取県警が去年受けた110番の中には、不要不急のものが20%もあり、島根県警では「家の鍵を閉めたかどうかわからなくて、見に行って欲しい」とか、「パトカーで送って欲しい」など、かなり迷惑な通報もあったようです。

土江諒 記者

「110番を"もしも"の時だけに使ってもらえるよう、きょうは呼びかけが行われています」


鳥取県境港市の商業施設では、警察官らが来店客にリーフレットを配るなどして110番の適切な利用を呼びかけました。

というのも、通報の中には耳を疑う内容もあるのだと言います。例えば…

実際にあった110番通報

「身内が介護の手伝いをしてくれなくて困っている」

「家の鍵を閉めたかどうかわからなくて、見に行って欲しい」

「暑くて倒れそうだ」

「パトカーで送って欲しい」

「ヘリコプターの音がうるさい」

「免許返納の手続きはどうすればよいか」

「道を教えて欲しい」

これらは2022年に、鳥取・島根両県警が実際に受けた110番通報です。

2022年、鳥取県では全体のおよそ20%、島根県ではおよそ16%が、事件・事故以外の不要不急の通報だったということです。


境港警察署 後藤正宏 地域課長

「ご相談などに対応している間に、緊急で向かわせるべき警察官へ指令できなくなって、現場への急行というのが遅れるという恐れがございます」


鳥取県警察マスコットぱとろーくん・ぱとこちゃん

「相談要望は#9110番。皆さんよろしくお願いします!」