お殿様姿の大泉洋さんに、タブレット端末を手にした成田凌さん。そして、タブレット端末の画面には城が映し出されています。
大泉さんと成田さんが軽快なやり取りをすることでおなじみ、凸版印刷のシリーズCMの最新作。その舞台となったのが、鳥取県米子市の「米子城」なんです。

凸版印刷 宣伝部 行德茜さん
「伝えたいのは、印刷だけじゃなくて、凸版は世界中の様々な領域で課題解決に取り組んでいるんだよという、弊社の姿を知っていただくような目的で展開してるシリーズCMです」
8作目となるCMのテーマは、「かけがえのない文化財の保全」。

凸版印刷の技術を使った「ストリートミュージアム」というアプリを使って、失われた城をVRで再現しているというわけです。
ところで、なぜ米子城が選ばれたのでしょうか?

凸版印刷 宣伝部 行德茜さん
「やっぱり一番イメージに合う、美しい石垣だったというところと、かつ、米子城、市街地が一望できるロケーションであるということです。今回のCMに、お殿様の大泉さんに出演していただいてるんですが、CMの舞台自体は現代であるということを言葉で伝えずとも、伝わるには最適な場所だと思いました」
また、このCMに、米子市の文化振興課も大喜びです。

米子市 文化振興課 日下部かさねさん
「今年の10月に実施したダイヤモンド大山の観望会では2日間で2000人もの来場があって、米子城に色んな人に関心を持っていただいてるんだなと嬉しく思っていたところ、さらにこういったCMで使っていただいて、全国に米子城を知ってもらえた良い1年だったと思います。これをきっかけにVRを知ってもらって米子城に来てもらい、実際こういったものが江戸時代にはあったんだなと感じていただければと思います」
また、凸版印刷へのインタビューを進めると、裏話も…
凸版印刷 宣伝部 行德茜さん「私たちもこのCMシリーズで初めて屋外のロケをして、大泉さん成田さんは、ちょっと別で撮影して…」

別で撮影…ということは、大泉さんと成田さんは米子城に登っていないんですか?
凸版印刷 宣伝部 行德茜さん
「そのあたりは…来ていないんですけれども、遠隔で米子城に登場していただいてるということでお読み取りいただければと思います」

米子城だけでなく、実は大泉さんと成田さんも現場には存在していなかったとのこと。
最新技術を使って、在りし日の米子城に思いをはせてみてはいかがでしょうか。