島根県松江市玉湯町に本社をおき、「八百万マーケット」の名前で松江市の観光スポット、カラコロ工房にも出店していた「ちいきおこし」が、破産手続き開始の決定を受けたことが分かりました。
負債は、約5900万円になります。
帝国データバンクによりますと、「ちいきおこし」は、2016年5月に設立。
玉造温泉街で「八百万マーケット」の店舗名で松江市や出雲市で製造された食品や工芸雑貨など特産品を扱うアンテナショップを経営していました。
去年10月にはリニューアルオープンした松江市中心街の観光スポット「カラコロ工房」にも2号店を出店しています。
「ちいきおこし」は、新型コロナの影響による観光客の減少で売り上げが低迷。
当初から損益面も振るわず連続で赤字決算を強いられ、債務超過の状態が続いていて、収益改善のため、カラコロ工房に出店しました。
今年4月期の年売上高は、前年の1.6倍となる約6950万と過去最高になったものの、集客に苦しみ、見込みには大きく届かず、赤字額がさらに増加。
8月20日、事業を停止しました。
負債は、約5900万円になります。
カラコロ工房の店舗はすでに閉められていますが、別の事業者による土産品などを扱う店舗が9月中旬にはオープン予定ということです。