鳥取大学の学生たちが手作りで運営する新しい形の店を、期間限定で鳥取県鳥取市にオープンさせました。
古くからある商店街で、大学生らが目指すものとは・・・? 


日野彰紀 記者
「若桜街道の一角、COCON(ココン)とあります。どんなところなんでしょうか。こんにちは。」

中に入ると、まずは駄菓子を売るコーナー。
そして、袋菓子が留められたミニサイズのボルダリングの壁。
奥には黒板があり、大きなテーブルもあります。


商品や客席を並べた普通の店とはちょっと違う空間。
ここはいったい…!?

COCON 清水愛結 代表(鳥取大学地域学部2年)
「ここは誰でもいいんです。小さな子どもさんでもいいし、若い方々でもいいし、高齢者の方でもよくて、皆さんがふらっと立ち寄れる『居場所』というのをここはコンセプトとして掲げています。」

清水さんたち鳥取大学の学生が1か月限定の店を開いたのは、児童クラブなどを運営するNPO法人から声を掛けられたのがきっかけです。

NPO法人ふふや 岩渕壮一郎 副理事
「この商店街、少しでも活気が出るような形で居場所ができればなと思っていましたので。」

商店街の空き店舗で子どもからお年寄りまでみんなのための居場所を作るという考えが、清水さんの思いと一致。
清水さんは仲間の学生を集めました。

資金や手続きなど運営の土台はNPO法人が固め、あとは清水さんら学生に任されました。

わらび餅、かき氷サワーなど、カフェで提供するメニューももちろん学生のアイデア。


ソーダ水にわらび餅を入れる若者らしい発想から生まれたこちら…

日野彰紀 記者
「これ、わらび餅サワーっていうんです。サイダーとわらび餅の組み合わせ、不思議な感じなんですけども、何とも絶妙のコンビネーションなんですね。」