「300円」のヒントは「遠足のおやつ代」

大田警察署 生活安全課 藤原正史 課長
「遠足の300円をヒントにさせてもらって設定しました。
何を買うのか非常に迷う金額を設定することで、警察官が臨場するまでの間、お客さんに商品を選んでいただいて、警察官が登場するまでの時間を稼ぐという意味で300円を設定しています」

皆が迷う「遠足のおやつ」を選ぶ感覚で、時間稼ぎができると考えました。
もちろん、バナナを買ってもOKです。

このユニークな取り組みで、すでに成果も出ています。

大田警察署 生活安全課 藤原正史 課長
「今のところ大田市内2件の通報があって、そのうちの1件は特殊詐欺でしたので被害防止に成功しています」


ちなみに警察官が支払う300円はポケットマネー、ではなく、市の防犯協力会の予算から出されているということです。