紛糾した市議会 最終的な判断は…
小林健和キャスター
「常任委員会での議論が終わり、議場に続々と市議が戻ってきました。いよいよ採決です」
教育福祉常任委員会の委員長が報告したのは、「継続審査」から一転、「至誠小」の名前で可決すべきとの内容でした。

これには、異を唱える議員も…
議員
「もっと当事者の声・市民の声、それを議会に招いてしっかりと聞き取るべき。それが議会のあり方ではありませんか?なぜその作業をしないで、ここで拙速に結論を出そうとしているんでしょう」
そして、採決の結果は、賛成多数で議案可決。
新たな学校名は、「至誠小」に決定しました。

倉吉市 広田一恭 市長
「しっかりと協議してこられた部分で『至誠』に一旦決まっているということに対しては、尊重したいという思いでしたので、来年4月の至誠小学校のスタートに向けてしっかり取り組んでいきたい」
今回の決定に市民の反応は…
市民は
「地域の方がそれでよければ、良いんじゃないかな」
「こうやって議会で決まったことは今更どうしようもないけど、この『至誠』に対してどういった説明ができるのか不安です」
今後、市教委が住民に対し、学校名に関する説明を行っていく見通しです。
【続報】地域住民が学校名変更を求め、署名活動開始
「戦争をかぶった言葉…」統合新学校名に住民グループ異論 署名運動に発展 51年ぶり市に直接請求へ