先月15日、消費者庁や農林水産省、水産庁が連名で、この「カニ」について、各都道府県と各政令指定都市、各業界団体に適切な表示をするよう要請。先月30日には鳥取県から県中西部の、今月8日には鳥取市から県東部の水産取扱業者やホテル・旅館に同様の要請が出されました。
そこでは、オオズワイガニとズワイガニとでは明確に品質や価格に違いがあるにもかかわらず、明確に識別できないような名称で販売されているケースが散見されていので、消費者庁のガイドラインに基づいた適正な表示が行われるよう、関係業者への指導の徹底して欲しいとしています。
オオズワイガニのメスを販売すること自体は何も問題ありませんが、販売する際は、「北海道産 オオズワイガニ メス」のように、種ごとの名称をはっきり書く必要があるというわけです。
鳥取県水産振興課の担当者
「種が異なる『オオズワイガニ』のメスと『ズワイガニ』のメスが、同じ『親がに』として販売されている状況に、本県に対して漁業者から親がにへの悪影響(味が違う、値崩れ)等の懸念が寄せられており、他県においても同様の懸念の声がありました」