さらに「なみ」は、投資の先生という「ジョナサン」とサポートマネージャーという「エミリー」を紹介し、2人がLINEで指南した通りに男性が投資サイトを操作すると、数千ドルの利益が出たと表示されたということです。
「なみ」から、お礼に9万ドルを支払うので受け取るために現金をチャージして欲しいと連絡があって、男性は指示の通り7月18日に市内の金融機関のATMから10万円を、翌日には市内のコンビニのATMから28万3242円をそれぞれ別の個人名義の口座に振り込みました。
しかし、その後も9万ドルは引き出せず、さらに詳細不明のシンガポール銀行の凍結金や保証金80万円などの支払いを求めるメッセージが届きました。このため詐欺ではないかと感じた男性は7月26日に出雲警察署に相談し、被害届を8月21日に提出したということです。
警察では、SNSで異性を称する人物から投資を勧誘され、聞いたこともない投資専用アプリやサイトを勧められるとか、振込先が見ず知らずの個人名義だったり毎回振込先が変わったりする、お金を引き出そうとするとさらに高額な金銭を要求して来る、などが詐欺の典型的な手口だとして注意を呼び掛けています。