いまの時期に行うゴキブリ予防が夏に功を奏する。
一体どういうことなのでしょうか。

アース製薬 生物飼育のマイスター 有吉立さん
「クロゴキブリは、基本は幼虫や卵で越冬しています。それが、3月、4月、ちょっと暖かくなってきたら目覚めて活動を始めます。なので今の時期見るゴキブリは、大体幼虫が多いです。幼虫の時は、エサやすみかを求めて家の中に入ってこようとします。そして、成虫になったゴキブリは、早ければ初夏、大体夏頃から秋ぐらいにかけて卵を産み始めます。
クロゴキブリの場合、卵の鞘(さや)と書いて、卵鞘(らんしょう)で産むんですが、その卵鞘の中には、平均24個の卵が詰まっていまして、生涯の間、夏に大体20個ぐらいを産みます。全て生き残るというわけではないですが、かなりの数が出てくることになります」
一匹のクロゴキブリがひと夏に産む卵の数はおよそ500個とも言われていて、繁殖力が非常に強いといいます。
今の時期、幼虫を家に入れないためにはどういった対策が必要なのでしょうか。