農林水産省北陸農政局は12日、2023年産の米の作況指数を発表し、新潟県産米は「やや不良」で確定しました。夏の猛暑や渇水が影響し、全国的に見ると鳥取県と並ぶ全国最低となりました。新潟県が全国最低となるのは2021年以来2回目です。
米の作況指数は水田10アール当たりの収穫量を平年と比べて数値化したものです。
それによりますと新潟県全体の米の作況指数は平年を100とみた場合、95でした。
地域別で見てみると佐渡は99の「平年並み」でしたが、下越は95、中越は96といずれも「やや不良」でした。上越は93の「不良」となりました。
北陸農政局はこの結果について新潟県は夏の猛暑に加えて、渇水が影響したとみています。特に上越地域一体は山間部の天水田では雨が降らなかった影響で水田がひび割れ、稲が枯れてしまう被害が出たとしています。