雪道での『安全運転』
雪が積もったり凍結したりした道路を“安全に走る”ためにはどうしたらよいのか?
雪道の特性を知って安全に運転するため必要な知識を身に着けてもらおうと、11日に警察が開いた講習会にBSN新潟放送のアナウンサー前野智郎が参加しました。
【前野智郎リポート】
「普段、私も車を運転しますが、新潟県外出身ということで雪道には不安があります。では実際に車に乗って体験します」

乾いたアスファルトの路面と、凍結した道路を想定した滑りやすい路面…。
それぞれ時速50kmで走る車に急ブレーキをかけた場合に、どれだけの違いが出るのかご存じですか?
まずは乾いた路面から。
【技能官】「はい、ブレーキ!」
【前野智郎】「しっかりと止まった感覚があります」
10mで止まることができました。
続いて滑りやすい路面。
【前野智郎】「止まらない、止まらない、止まらない!! やっと止まった…」

スピードの加減にもよりますが、ブレーキを踏んでから完全に止まるまでの制動距離は通常の3倍以上になることもあるそうです!
急ブレーキをかけないことが一番大切なのですが、万が一にも衝突しそうな場合には、精いっぱい目一杯ためらわずにブレーキを踏むこと!!

最近の車では急制動による車輪ロックを防ぐ装置(アンチロックブレーキシステム・ABS)が作動するので、車輪のロックを気にせずにABSを作動させるくらい思いっきりブレーキを踏んだ方が、しっかりと止まることができます。