東京電力の社員がテレワークをするため持ち帰えった書類を車の屋根に置き、それを忘れて車を発進し80枚の書類が飛んでいきました。飛んで行ったのは、柏崎刈羽原発6号機に関する書類でした。
東京電力によりますと、今月20日に地域住民から「柏崎刈羽原発の6号機に関する書類を拾った」と連絡がありました。

調べたところ、この書類は前日、20代の東電の社員がテレワークをするため持ち帰った書類だったことが分かりました。

社員は80枚の書類を自宅に持ち帰り、自家用車に乗る際、屋根の上に書類を置きましたが、それを忘れたまま車を走らせてしまったということです。

この書類は外に持ち出す際に所属長の許可が必要でしたが、許可は得ていませんでした。
火災防護などに関する書類で、テロ対策に関するものや安全にかかわる重要な情報などは含まれていないとしています。

その後、80枚の書類のうち79枚は見つかりましたが今も1枚の行方が分かっていません。

東京電力は社員と上司に対し厳重注意をするとともに、再発防止に努めたいとしています。

この問題について柏崎刈羽原子力規制事務所は…
【原子力規制庁 柏崎刈羽原子力規制事務所 渡邉健一 所長】「やっぱり文書管理上の問題はあって、去年の7月にも同じように上司の許可を得ずに(情報を)持ち出したこともあったので、その辺の再発防止対策とかがしっかりできていたのか、改めて確認はしていきたいとは思っています」

柏崎市の桜井雅浩市長は「問題の本質は深いところにあり大きく、重い」などとコメントし、不信感をあらわにしています。











