元Jリーガーとして、初めてJリーグのチェアマンに就任した野々村芳和さんがこのほど新潟を訪れ、BSN新潟放送のインタビューに、新潟の印象や“Jリーグの未来”について語ってくれました。
新潟の印象は?
今までも、来てゆっくりしたことがないですね。ただ時々…前回もクラブ(アルビレックス新潟)の関係者の方とご飯を食べに行ったり。もっと前だと反町さん(反町康治氏=現・日本サッカー協会 技術委員長)が監督やっていたころは、反さんとご飯に行ったりというのがちょこちょことあるくらいなので、そこまでまだ堪能できている感じではないですね。
新潟の米菓は食べる?
米菓?食べますよ。思い出しましたけど、前回か前々回、新潟に来た時は翌日が健康診断で、何も食べてはいけない日だったんですよ。だけどスタジアムにいっぱいおいしいお菓子が置いてあって、ハッピーターンを1個食べたら止まらなくなって…それを思い出しました。

―健康診断は大丈夫だった?
大丈夫だったと思いますよ。検査結果は置いといて、検査はできたということで。本当はあんまりよくないのかもしれないですけど。
アルビレックス新潟の印象は?
ホームスタジアムのアドバンテージがすごくあると思います。というのは、サポーターの熱量がすごく大きいので。それが一番のストロングポイントだったりするのかなとは思いますね。これって、やってる選手でも、クラブを経営していても、特にアウェーに行ったときに、「この空気の中で勝てるかなぁ」と不安になるスタジアムがいくつかある。新潟はそういうスタジアムだと思います。
―他のスタジアムとの違いは?
違いというところまで僕はわかっていないかもしれないけど、間違いなく“熱量”がありますよね。去年までJ2にいたとはいえ、J2の中でも圧倒的なスタジアムの雰囲気を作るじゃないですか。
現場だけじゃ勝てないと思うんですよ。選手とか監督とかだけでは。もちろん圧倒的な資金力があって、世界のトップイレブンを置けば勝てるのかもしれないけど。そうじゃない中でも、“予算の一定の差”はあるじゃないですか。その差を埋めるのは、“現場の頑張り”だけではなくて、スタジアムでサポーターが作る空気感。そこも相まって、今いい感じで、また登り始めている感じじゃないかと思います。










