拉致被害者の曽我ひとみさんが10日、新潟県佐渡市で在日アメリカ大使館の公使と面会し、拉致問題の早期解決を訴えました。
曽我ひとみさんと面会したのは、在日アメリカ大使館のジョン・ナイリン公使です。

【曽我ひとみさん】「今後とも拉致問題に関してお力添えをいただきたい」

曽我さんは、母親のミヨシさんら「拉致被害者が高齢となっている」として、早期解決を求めました。

【曽我ひとみさん】「母が北朝鮮で91歳を迎えるということは本当に大変なことなんだと、本当に時間がありませんということを、しっかりと公使に伝えました」

ナイリン公使は、面会に先立ち、曽我さん親子が拉致された現場も視察しました。
【ナイリン公使】「ひどいってこと。簡単に言うとそれしか言えないですね。きょうも現場を見て、曽我さんと話していて、ひどいことあり得ないことと感じた」

ナイリン公使は東京に戻り、アメリカ駐日大使に視察内容を報告するということです。