中華料理などでおなじみの食材・キクラゲの栽培を新しく始めた「はんこ製造会社」があります。もともと農業経験もないのに、なぜキクラゲの栽培を始めたのか?そこには、地域農家の未来に対する熱い思いがありました。

新潟県弥彦村にある『いとおさんち』という会社でつくる「キクラゲ」。コリコリとした食感はもちろん、注目すべき特徴はその大きさ!スーパーに売っている一般的な生キクラゲと比べて、2倍以上の大きさがあります。

「こちらが栽培施設です」

大型冷蔵庫のような扉を開けた先には、ブロック型に形成された菌床がびっしり。肥料などが入った菌床で、キクラゲを栽培しています。

【いとおさんち取締役 小越健太郎さん】
「他の方はたぶんハウス栽培なので一年中作ることが難しいが、我々はここの中に作った栽培施設で通年、同じものが採れるようなシステム」

キクラゲ栽培に必要なのは、適切な温度と湿度の管理です。温度を23~24℃に保ち、湿度は70~80%に設定。温度と湿度が適正に保たれているかは、スマートフォンやパソコンでチェックしています。整った環境を作ることで、大きなキクラゲを生産することができます。

さらに、換気と水やりの自動化も実現。

【いとおさんち取締役 小越健太郎さん】
「我々のキクラゲの栽培は自動化を目指しているので、自動で水が出てきたりするシステムを独自に取り入れています」

自動で菌床に1日3回水を吹き付けるほか、二酸化炭素を排出するための換気も自動で行うよう設定しています。

【いとおさんち取締役 小越健太郎さん】
「これは時間で設定されてて、時間になったら動く」

そんなキクラゲ栽培をしている会社「いとおさんち」は、はんこの製造会社「Swing」が新たに立ち上げた会社です。なぜ、キクラゲに参入したのかを「いとおさんち」の代表も務める「Swing」社長の伊藤豊さんに伺いました。

【「いとおさんち」代表・「Swing」社長 伊藤豊さん】
「はんこ屋ははんこ屋さんで、社員の人たちも頑張ってくれていてうまくいっているとすると、じゃあ次は誰のために何をやるのか…と。倉庫が余っているけど貸すだけじゃなく、誰と何をやるのか…」