ハクチョウの飛来地として知られる新潟市西区の佐潟。
1996年には水鳥の生息地として、国際的に重要な湿地を守るラムサール条約に登録されています。
そんな佐潟が今、生態系の危機に瀕しています。その大きな原因となっているのは『外来種のカメ』。新潟市や地元の関係者たちが動き始めています。

佐潟の近くで生まれ育ち、長年にわたって水鳥を狙いカメラを構え『佐潟の姿』をカメラに収め続けてきた飯田重行さん(76)は、これまであったものが今の佐潟には無くなってしまったと言います。
「7月、8月と一面に咲くハスの花。もう5~6年前からプッツリとなくなった…」

飯田さんが10年前に撮影した佐潟の写真を見てみると、一面にビッシリとハスがあるのが分かります。

しかし現在の佐潟には、ハスは全くありません。