「立身出世するような男だった」 しかし復員後は…
父・慶次郎さんは満州事変の頃に召集されました。
一度は内地へ戻りましたが、日中戦争で再び中国へ派遣されました。

【黒井 秋夫さん】
「父親の兄が『戦争に行く前のお前の親は、頭もいいし、きっと立身出世するような男だったんだ』ということを私何回か聞いたことがあるんですよ」

戦場で功績を挙げ、軍曹にまで昇進した慶次郎さん。
しかし、終戦で故郷に帰ってきた時には、親戚も驚くほど、まるで別人のようになっていました。

【黒井 秋夫さん】
「作業員仕事と、冬になったら失業保険で、すごい家は貧乏で、ちゃんとした仕事を親父がやってくれれば、こんな境遇ではないっていうのは思っていましたんで」
「そういうことで言えば、父親は駄目な人間、少なくとも誇れる人間でなくて、同級生の中であまり父親の話をしたくないというか」











